只今連休中

土日は東京で過ごしました。上野は東京都美術館にて『フェルメール展』を鑑賞。Master of Light と称される匠の作品、光と陰の表現により生み出される空気感は期待以上のものでした。中でも「手紙を〜」は、最も“らしく”、美しい光の雰囲気だったと思います。学生時分に教科書で見、今も強く印象に残っている作品が今回展示されていなかった事は残念でした。今後にチャンスがあれば、是非ともお目にかかりたいものです。それにしても、若い方はあまりおらず、ほとんど美術に興味はないのだなぁと感じたのは、いつもの感想です。銀座は中央通りの話題のお店。H&M(の辺り)に行ってきました。そう言えば、今東京で一番ホットなのはあそこではないかという事です。ミーハー心に身を任せ、着いてみれば長蛇の列。聞けば1.5H待ちとの事で入店は断念しました。店の前で見かけた海外からの取材クルーは、ユニクロの米進出を思い出させました。銀座界隈を散策したのは初めてと思いますが、非常に活気に満ちた印象でした。やはりラグジュアリといいますか、そんな雰囲気の街ですので明らかに場違いな様子ではありました。友人を待っている間に有楽町駅前OIOIのカフェでブレークしましたが、併設された書店の本を持ち込めるシステムなのですが、これも初めてでした。この方法で当然に背負うことになるリスクに対するリターン、いったいどこから得られるのだろうかと知りたくなりました。こういう場面では、不案内な経済の話にも興味が湧きいてきます。つまり政治家は身近な問題について、我々にわかりやすく取り組む姿勢を見せるべきなのですが、最近のそういう根本からはずれたゲーム(総裁選)等を見ていると、私の政治無関心はしばらく続くように思うのでした。これが“いかにも”最近の若者、なのではないのでしょうか。夜は広島時代の知人達と新橋あたりで飲みました。メンバーは尊厳を守るため敢えてあげません。事前に『楽しいであろう店』との情報がありましたが、バドガールのいるお店でした。ビアガーデンにも言ったことがない私は、こういった感じは初めてでしたし新鮮でした。どことなく“チープさ”の漂うお店でしたが、それでも私には十分でした。この点、いつかの愛知「十五○」とは格段に違いました。途中にはYho!Yho!系の黒人さんが歌を歌ってくれましたが、とても上手くなかなか盛り上がりました。しかし、あの店のコンセプトに必要なサービスかは疑問です。客層はおよそ40代が多かったようです。自分の未来もあぁなのかと思い、世の女性には夫の小さな息抜きには目を閉じておいてほしいと願うばかりです。日本のお父さんは頑張っているのですから。総じて楽しい時間を過ごすことが出来ましたが、歌やら何やらのサービスに気を取られ、まともな会話の時間が皆無であったのはとても悲しい事実です。「諸君、飲みの席で真面目な会話を期待してはいかんぜよ!」しかし仕事の愚痴を言い合うような飲み会にならないところは、この友人達との関係性に見られる最良の特徴です。その後は会場を移しての二次会でした。わざわざ口にする様な内容ではなく、深くは語りませんが、皆で“ぽにょ”について語り合いました。宮崎アニメ、あの名台詞、そして主題歌はとても偉大なのだなぁ。ここでの収穫は“自己満足は相手を不快にする”という学び。大森に住む友人宅にとめてもらいました。閑静な高級住宅街、そんな中に佇む残念な建物…。歴史ある感じでしたが、部屋は意外に広くなかなか快適でした。色々話をした気もしますが、やはりどれも薄い内容で記憶に残っておりません。そう言えば、一次会の時だったかある人のおめでたい知らせを聞きました。知人の祝い事は嬉しいのだけれども、自身の状況をおもうと、同時に不甲斐ない自分にため息もでたのでした。次の日はゆっくりの起床でした。広島風つけ麺をたべにいったらしまっていたため、チェーン店の皿うどんになりました。来月の広島で本物を食べる事にしましょう。そして解散。Suicaを持っていなかった私は今回、このご時世に「切符で改札を通る=私は田舎者よ」という恥を痛感じましたので、ついにそれを購入しました。上機嫌で電車に揺られ、実家近くの降りた駅がJR東海の管轄だったためSuicaが私用できず、結局恥ずかしいことになったというのがオチですよ。ちゃんちゃん。