脱・頭脳の見せ筋

●自分の答えのつくりかた(渡辺健介)

ベストセラー「世界一やさしい問題解決の授業」作者わたなべさんの第二弾本です。
いわゆる、ロジカルシンキングってやつを学ぶ本ですね。
子供向けなのでとても“読みやすい”。
そう、“理解しやすい”、ではなく“読みやすい”本なんです。
あくまで、ど素人の私にとってということですが。



何か物語に力が入っている分、理解が薄まった感じでした。
私のように素人×低理解力というよう者には最善な本とは言えないかもしれません。
とは言え、この類の本の中では群を抜いて“読みやすい”。そう“読みやすい”…(笑)
要するにズブの素人はやはりこういう所から一歩を踏み出すしかないのです。



当たり前だが、この手の本もやはり読んだだけでは何のプラスも得られない。
これではまるで無駄に筋肉(知識)ばかりのついた見せ筋野郎になってしまう。
「使えない筋肉は、ただのお肉だぜ!」(注:魅せる筋肉を持つ方を批判しているわけでは決してございません)
なので、今回は復習の意味もこめて、簡単に自分なりに解釈したものを用いて応用練習をしてみる。



題して、
【まさか、君(=金または筋)はもういないのか 〜09年夏のボーナス編〜】
サブテーマ:今後を豊かに生きるために有効にボーナスを使いたい



Q1:課題はなんですか?
ボーナス出たけどどないしましょうか?
今後のためになるように有効活用したいよね。



Q2:それはで、どういった要素・選択肢に分けれますか?
ここでフレームワーク・切り口の数々がものをいうが今回はそんな武器は使わないし、シンプルに一つの要素でわける
(1)使わない
(2)使う



Q3:選択肢にモレやダブリはありませんか?
お金は使うか使わんか…、だからYES!
(寄付とかそういうのは今回は考えません)



Q4:選択肢どうしのレベルは同じですか?(「実践マーケティング思考(佐藤義典 著)」参照)
これも同次元だから、O.K.



Q5:各選択肢についてさらに細かく分けられますか?
(1)についてはもう貯金だけ。(しいて言えば箪笥か銀行か?)
(2)については色々と分けれそうだ。。。
例えば、
(2-1)有形物に使う
(2-2)無形物に使う



Q6:それについても3.4.をチェック
これもO.K.ね。



Q7:さらに可能ならさらに要素を分解して、チェックする
今回は練習なので、適当に思いついた具体案を書きだし、モレ・ダブリやレベルについては気にしない。
(本当は選択肢を見てチェックが必要。「iPod」と「家電」はダブってるしディメンションも異なるのね)

(2-1)は、
まんが、iPod、折りたたみ自転車、こじゃれスーツ、高級スイーツ、家電、、、、
(2-2)は、
海外旅行、資産運用(株・為替など)、スクール、映画、、、、



Q8:選択肢を確認
今回ははシンプルに考えるために、使うの細かな選択肢を意図的に減らす。
本来は、しっかりとした軸(必要条件)を以てフィルタリングすることが必要ですが、今回は非論理的・右脳的に一番気になってるやつをピックアップ。
(1)使わない→【X】
(2-1)有形物に使う…折りたたみ自転車→【Y】
(2-2)無形物に使う…旅行→【Z】



Q9:各要素の利点(A:Advantage)と欠点(D:Disadvantage)をあげる
これも今回は各一つだけにする。
しかも、「客観性」と「確実性」の要素は考慮しない。
【X】は、
A:今後もしもの時に備えて安心
D;これといって変化は何もない
【Y】は、
A:輪行(チャリを抱えて電車で旅行)で新しい趣味
D;買ったはいいけど面倒で使わない可能性
【Z】は、
A:異文化に触れることで、新たな世界観
D;海外には危険がいっぱい



Q10:それぞれの要素を目的にそって評価
目的は「今後を豊かに生きるために有効にボーナスを使いたい」
点数(絶対値10)をつけたりすると、
【X】は、A(+3)+D(-10)=-7
【Y】は、A(+8)+D(-4)=+4
【Z】は、A(+9)+D(-6)=+3



Q11:Q10のマイナスようそを克服できる可能性はないか?
【X】はなしとして、【Y】と【Z】は僅差なんです。
それぞれのDisadvantageについて
【Y】については、気持ちの問題だし買えるのは難しいかなぁ。あえて言えばサークルみたいなのに入るとか…。
【Z】については、事前に治安が悪いところは避ける、トラブルに対する対策をしっかり調べる。なんてことで改善できそうだ。



そうすると、最終的には、
【Y】は、A(+8)+D(-4)=+4
【Z】は、A(+9)+D(-4)=+5
となって、
『今年のボーナスは海外旅行に使うのが、一番だべさっ!!!』

という、最良の結論が導き出せるわけですね。



こういう風に、しっかりと組み立てて考えていくと、何となくというんじゃなくて、理想的な選択をすることができそうです。
しかも、予想外に楽しい。とい発見がありました。
練習材料なんかも身近にごろんごろん転がっていそうですし。



とか何とか、いってますが結局自転車もほしいんですよね。
だってしっかり本まで買って、この一台にたどり着いたんですもの。
DAHON Mu Uno〜

超Coolじゃね?



結局、こういう選択は“アタマ”でなく“ハート”で選ぶべきなのかもしれません。
「論理だけのカチコチの世の中では楽しくないのだよっ!」とか何とか言ってる人間には論理思考習得はむりでなのしょうか。。。