だばだー

今日は近所で野口健さんの講演会があり行ってきました。

正直なところ、野口さんの事は、
・7大陸最高峰制覇のアルピニスト
ネスレのコマーシャルに出ていた違いの分かる男
・富士山の清掃活動をしている
という事くらいしか知りませんでした。

では、なぜ講演会を聴きに行ったのか?

それは私がミーハーであるから。に他なりません。

どんな道であれ、第一線で活躍する人の話を聴ける機会があればぜひとも参加したいのです。

張り切り過ぎて前から二列目の好位置で聴けました。




さて、感想ですがとても面白かったです。

きっと年に何度も講演をされているのですね。ヒューモアもありまじめ過ぎず聴きやすかったです。

アルピニストの目から見て、環境の変化を感じるということ。

世界を舞台にしたとき日本の恥部を目にし、清掃活動を始められたこと。

色々な苦労を経験しながら、現在、我々の知る「野口健」が存在しているということ。

メモしながら聴いていたので、もっと色々と細かく書くこともできますが、私がだらだら書いても面白くもなんともないので、とくに心に残ったことだけ私の解釈で書いておきましょう。



・世の中にはA 面とB 面が存在し、B 面に目を向ける重要さ
・環境問題の相手は自然ではなく、人間社会であるという事



前者は、お父様の教えだそうで、あらゆることにおいてB 面、いわゆるNegative aspect というものが存在しており、そこをA 面(きれいな部分)と半々でみてやる目をもつ大事さ。

個人の意見としては、我々はマスコミュニケーションからの情報において特にこれを注意するとよいのかもしれません。

完全にきれいな部分ばかりか、もしくは負の面ばかりの批判というのが本当に多いでしょ。




さて後者、これもまぁ皆さん分ってらっしゃることかもしれませんが、環境問題の原因って我々「人間」が作り出しています。

人じゃなくて人間ですね。

一人が分っていても、問題が大きすぎて無力を感じる。

しかし、数が増えて地域とか国とか世界とか、規模が大きくなるといかんせん、利害の考えが生まれます。

ほんと、この人間社会を源にする労が大きいのですって。

この話を聞いて思ったのは、「ごみを捨てる」ってことがあなたにとってどういう意味ですか?ということ。

私には、ごみをすてることは不自然を生み出すこと。という感覚があります。

誰かが拾わない限りずっとその場所に存在し続けるんですよ。それが。

それって美しくないじゃない。

こういう思考です。想像力ともいえますね。

もちろん、私もこんな考えになるまでは、過去に何度もごみを捨ててはいけない場所に捨ててきましたよ。

こういう感覚ってどうやって身につけるんでしょう。

大人でも平気でゴミ捨てる人いますから、大人になったら、なんてのではないんでしょうね。

これを見ているあなたはいかが?



ところで、野口さん最近は清掃以外にも活動を広げてらっしゃるそうで、尖閣諸島にいる絶滅が危惧されているセンカクモグラを保護する運動を始められたそう。

結局、人間のエゴの犠牲者ですよね。

人の行為も自然の一部、という考えもあるかも知れませんが、自然淘汰というにはあまりにも後味が悪いじゃない。

かといって私が何をできるわけでもないのですが、あらゆる問題について言えるのは「知るのは大事」ってこと。

お時間あれば、ぜひ野口さんのblog を読んで頂きたいです。(http://blog.livedoor.jp/fuji8776/

もうすぐCOP10 も開催されますし、今後もご活躍に期待したいと思います。



さて、そうです。

今こんなブログを書いている私、大学時代の友人の結婚祝いに行っておりません。

理由は色々あるのですが、やはり申し訳ない気持ちです。

大変お世話になった友人です。

ですから、何と罵っていただいても結構です。

とにかく、写真をみたらとってもいい親子の姿でほんとうによかった。

賢太、香さん、晴太くん、おめでとう。

素敵な家庭になることお祈りしております。