a woman of prominent fashionability

“a man of strong will”(強い意志を持った男)
何故だか名前も覚えていない高校時代のおじいちゃん先生のことば、とても地味な彼から聴いた今も頭にこびりついています
やたらとインパクトがある人よりか、教師としてはこういう人が優れているのかもしれない


さて、今日は県立美術館に大橋歩さんの個展を見に行きました

世代としては作品に接する機会が少なかった私、大橋さんの事を知ったのはちょうど一年ちょっと程前だったでしょうか、糸井さんとの対談を目当てにいった展示会でした
それ以来、大橋さんの“無理のない自然な格好良さ”に憧れArneを読んだり、MLを読んだりね(無理のない、というのがポイントですね)
渡しの場合、知ったきっかけがそうだっただけに、イラストレーターさんという姿よりも、ただ洗練されたセンスのおばさまという感じ
男性はなかなか真似できないですが、シンプルに服を着こなすスタイルはすばらしな、と思っています


さて、今回の展示「Fashion as Life / Life as Fashion」というタイトルでファッションに関わりのあるものを集めた内容
平凡パンチピンクハウスの原画が多かったです
パンチの表紙画の男性はどれもハイクラスな感じで、格好いいのだけれどもちょっと異世界ということで、苦しくなりましたね。決して埋まらない自分とのギャップ
ピンクハウスの肩幅の広い画はちょっと苦手
学生時代のイラストは、前も見たはずなのですがとても好きな雰囲気でした
やっぱり、センスなんですよね、これ
多分、美に関することって、最先端はもうトレーニング云々ではないのではって思いました
それを覚悟で、生まれ変わったら、芸術を志す道に進みたいなぁなんて思いも頭を駆けた
あとは、子供の浴衣のイラストがよかったなぁ
大橋さんの作品は、あぁいう線で描いた感じのが一番すきだなぁ


ここで感化されて、ミュージアムショップでお買い物

ポストカードと昨年でた本とカバン
本は大橋さんのセンスが詰まった「お買い物」の話でとても興味がある
バッグはもうほとんど衝動買いです
こんなんです→ http://www.iog.co.jp/shop/bag/18_1/index.html
いやはや大変満足です
先週は大橋さんとZUCCaの小野塚秋良さんの対談があったんだそうですが、それもちょっと聴いてみたかったなぁ


そうそう、ちょうど今日は「家庭の日」とかいう日だったそうで、全ての展示が無料だったので、他にも常設展など観てきました
シャガールやモネ、ダリなんかの作品も見れて貴重でした
とにかく、ステキな作品をゆったり空間で堪能できました
田舎の美術館ってごみごみしてないのがすごくいいんだ



ところで、ぐずついた天気の中敢えて今日いったのはCOWBOOKSを観に行くため
COWBOOKSは暮しの手帖の松浦さんが代表をつとめる本屋さん、ご存知の方も多いでしょうか
興味はあれど、中目黒のお店まで行くのも骨が折れる話なのですが、このお店旅する本屋“traveling COWBOOKS” という面白いことをやってらっしゃる
よくよく調べると、京都の恵文社にもきたことあるそうで、もしかすると私も一乗寺住まいの時にみかけたことあるかもなぁ、まぁもっともあの頃は本を読む習慣なかったですが


生憎の雨天、降ったり止んだりの天候だったのですが、営業していたのでよかったです

もう、このビジュアルが楽しげですよね
本はこんな感じで、

結構こむつかしい感じの本が多く、「読書家」という感じの方が嬉しいお店という印象です
私なんぞは、ベストセラーをかじるばかりですから、なかなか読めそうな本が見つけられませんでした
気取って、赤瀬川原平さんや横尾忠則さんの本でも買おうかと考えたのですが、絶対読みきらんと思い、やめました
こういう本は、世に多く出回っているものと違うので、読まない人が買うのはよろしくない
結局、大橋歩さんの著書とArneを購入

全部で6冊も大橋さん関連の本を買ってしまったことになりますが、敬愛する方の考え方というかセンスを学びたいと思います
あとは古いサザエさんの本と松浦さんの新著の旅本、そして牛がかわいいbookmarker

気がついたけれど、私は“格好いい人”がどんな事考えてるのかとかどういうことをしているのかとかに興味が有るようです(サザエさんは例外ですが)
こういう、書籍としての価値がしっかりとある古本、というものを買ったのは初めてですが、何だかいいですねぇ
しばらくこれで楽しもうと思います


そうそうCOWBOOKS見に来てた方は皆さんおしゃれで格好良かったです
たぶん、別に無理なく楽しんでるんでしょうね
僕は、せっかく来たから!って気持が半分以上あったよ
とは言えこういうのに興味をもつようになった自分、随分昔とはかわったなぁ
皆さんも、牛のマークの本屋さんに機会があれば是非、買わなくてもきっと楽しいよ