意思の向く方角

●計画と無計画のあいだ(三島邦弘)

年末、恵文社を訪れた際に購入した本です

福岡伸一ベストセラー本的な響きと表紙が好み、その程度でした手にとったきかっけは

読了直後の感想としては、実に良いタイミングで読んだなぁって思ってます

購入直後よりも今でよかった、ということ

内容は、筆者のミシマさんが勤めていた出版社をやめ独立し奮闘するものがたり、、、

言葉にしてしまうとよくありそうな雰囲気ということになってしまいます、ダメねぇ文を書くのが下手なんだから僕は

なんて言ったらいいのか、今の若い人の多くが会社に対してぼんやりと抱いているはずの重苦しさ、の正体をズバリと指摘しているなぁ、って僕はいたく気分が高揚しました

そしてミシマさんが志した出版社の姿っていうのは、とても“理想”的

ただ、やっぱり“理想”は、“現実”とは異なるというのが世の常ですから
随分と苦労があるのだろう、といいますか何か隠れたコツがあるように思えてなりません

それを、ミシマさんは『計画と無計画のあいだ』と、ぼんやりと(わたしの理解がいまいちなのかもですが)表現されています



最近ね、会社でごく一部ですけれど同年代の先輩と、すごく真面目に会社について話をするんです

上司たちに対する不満も山のようにでてきます

そんなものをあげてもきりが無いし、随分と格好悪いなぁっていうことも思ってます

でもね、右肩上がりで「なんとなく」でやってきた人達にはない危機意識を僕ら若い世代はかかえながら仕事をしているんです

そして、僕ら(少なくともごく一部の若手)は痛みを伴ってでも会社の有り様を変えていかなければならないって、経験も知識も乏しいながら考えているんですよ



話が脱線したな

兎に角、多くの「日本の企業」が抱える構造(=ブンダン主義)の悪ついては、僕ら世代はもう感づいています、そこが企業にとって腫瘍なんだということも

そこに対してNOを突きつけたミシマさんのやり方、なかなかそのまま会社にいながらやるのは難しいと思うけれども、何かやり方があるんじゃないかって気持は持っておこうと思いました

独立という選択は、僕にはありえないので



とにかくね、環境はどんどんかわっていくからね、その時に変わることができるのって若い世代だけだと思うんですよ

おっさんたちのせいにしたって仕方ないのだと

何だか、自分が勝手に色々考えてることについてちょっとすっきりクリアになった様に思います、ミシマさんの本を読んで

ほんと、えぇタイミングでしたよ



そうそう、この本を読んだってtwitterで書いたらfollower さんに、ミシマ社でアルバイトしてるかたがいらしたの

世間は狭い、という表現があるけれど、それとはちょっと違う解釈で、自分の向いている方角がある程度しっかりと決まってくると、色々なところ(実生活の仕事や趣味、ついったーやぶろぐや、その他諸々)で、それらがつながる確率が高まる、みたいなね



同じ方角へ目を向ける意思、をシェアできる出会いが今後も増えることを期待しております



あぁ、へったくそな文しか書けへんなぁ、意味がわからへんね

兎に角、同世代の方によんでもらいたいなぁって思います