父母と京都へ
昨日届いた両親からの手紙によると、会社の勤労何周年かで機会を得た長崎旅行以来、十数年ぶりの旅行だったらしい
その頃自分はまだ小さかったことをなんとなく思い出して、なんだかセンチメンタルな気持に
今までほとんど旅行に行くことをしなかった両親に、兄弟で旅行をプレゼントしようと話をしていたのだけれど
はじめは費用は出してあげるから2人で行きたい所へいっといで、といっていたのだけれど
普段は自分から具体的な希望を行ってこない父親が「京都へ行きたい」とかいったもんだから
今の住まいから近いし何より学生時代の住処だったのだからと
2泊3日で両親と京都へ旅行に出かけてきました
今までこんなことってなかったから何とも変なきぶんでしたよ
初日は嵐山方面へ
折角気候もよいのでトロッコ列車へ
短い時間だったけれども、一度は乗る価値があるんやないかなぁと思える感じでした
嗜好がちょっと変わっている私ですが、今回はひたすらベタなところを回りました
常寂光寺 → 御髪神社 → 竹林の道 → 野宮神社 → 天竜寺 → 渡月橋
ご飯は駅にあるところで手抜き
久しぶりに京都のだし巻き食べて美味しかったです
そのまま雷電で四条へ
たまたまびーんず亭を発見しコーヒーを片手に錦市場へ
一日目だっていうのに、早くもおみやげをしこたま買い込む母親
呆れる親父
おみやげ買うために旅行きている風なのは自分ににとるなぁ、なんて思ったのでした
今回の旅行で唯一(?)わがままを聞いてもらってSOU・SOUとmina perhonen piece へ
ここでも母は兄・姉夫婦のために色々と散財…
たまたま姉が誕生日とかで私もプレゼントでminaでハンカチとthank you very badgeを購入
あとはSOU・SOUでは父の日用にズボンもね
にしんを「おいしいおいしい」いうてとても満足していたので、まぁ言い方は悪いけれど安上がりな両親ですよね
その後、夜の八坂神社に寄って宿へ
長楽庵という宿坊へ泊まりました
宿泊者の書き込みノートをみるととっても愛されているお宿やという事が分かって
朝食の朝粥も美味しく頂きました
おかあさん、いつまでも元気に続けてくれはるといいなぁ
二日目は大原を目指す
京阪で出町柳へ
この駅、何となく就活で苦労した思い出と重なってねぇ
つらかったなぁホンマに
せっかくなので、私がすすめて下鴨神社へ寄り道
神社へ続く、糺の森
うまく言えへんけれどこの森は参道はとってもいいんだ
京都で一番好きな場所かもしらんなぁ
神にすがりたい気持でお守り買って
両親の健康を祈って、お守り買って
加茂みたらし茶屋さんでおだんご食べて
鴨川デルタながめて
そんでもってバスで大原へ
もろきゅうを勧められるがままにたべて
土井の志ば漬を堪能(試食のみでスミマセン...
ベタに大原三千院
僕にはそんなに良さがわからへんのやけれどなぁ、両親は喜んでた
そして、ここは私も好きな宝泉院
ほんまは、全然人がいない時期が好き
真冬は寒いけれど、キーンて張り詰めた空間でその雰囲気を楽しむのはとてもよいと思います
外のお庭も適度な人為があってよいし、お茶やお菓子を含めて◎な場所やと思います
ついでに寂光院にも
道がのどかで大原ならではやなぁという場所あって
尼さん?にお話を聞いて
こういうのもゆっくりした旅やと色々楽しめるんやろうけれど、私も両親もいまいち背景には興味が薄くってねぇ、、、、
その後は出町柳にもどって、これも父親の希望で母校(とはほんまは言えない場所だけれども)の京大へ
ここでもちょっとだけよ、と時間をもらって西部講堂を見てきた
あの頃は大学と家の往復ばっかりで
お金がなかった、とか、研究が忙しかった、とか
色々と言い訳をしてしまいがちで興味も示さへんかったんやけれど、今考えるとあの頃から好奇心みたいなものと行動力が著しく低かったんやなぁって今更ながら思う
いつかライブ聴きに来たいなぁ
昼食代わりにカンフォーラでパフェ食べ
僕は東京のイケてる大学生よりも、ちょっとへんてこな京大生が好きやなぁって思う(でもまぁ実際の東京の大学のことはよくしらんけれども
活気あふれる京大生を横目に吉田神社へ
なんと月曜休みとかでね、茂庵
流石に歩き疲れて、2日目の宿、田鶴さんへ
ちょっと古いけれど、四条にほど近く、鴨川沿いという好立地でお値段も良心的
そして、なんと磔磔にも近い!(親を宿において、ライブもやっていないのに観にいってきましたよ!)
夜食は宮川町(ちょっとはずれ)の ごはんや蜃気楼 さんへ
もうめっちゃよかったです
こんな値段でええんですか??っていうお値段でめっちゃくちゃ美味しい料理を楽しめました
大げさな言い方だけれども、人生で一番美味しいお料理やったなぁ、って思います
まぁ、美味しいの閾値が極めて低い男、を自負する私なので、舌偏差値が高い方が食べてどう思うかはなんともですが
疲れ気味の両親は先に旅館へ返し
折角ので、行きたかった場所へ
河原町と木屋町の間あたりにあるelephant factory coffee へ
うーん、こんなお店がある街はそれだけで魅力的やなぁって思う
旅人として来るにはあまりにももったいないね
帰り道、旅館の近くに人だかりが
季節柄ですかね、高瀬川でホタルを鑑賞しました
地元のおじさんやこどもに混じって写真を一生懸命とろうとして
なんだかよそ者であることというか、自分がその土地の人間でないのが寂しいなぁってかんじたのでした
観光地としての、というのを切り離した部分。京都のこういうところがホンマに好きやなぁって思うんよ
最終日、朝は湯豆腐
実を言うと、予約を一週間間違えてしまったんやけれど、快く迎えて頂いて、田鶴さんの女将さん、ほんまにありがとうございました
最終は京都駅の近くを
京阪で伏見稲荷までビューン
(声を大にして言いたいんやけど、今年のおけいはんブチかわいくね?)
小学校の修学旅行以来の伏見稲荷
最後まではいかんかったんやけれど、こんなに長かったんやねぇ
この歳になったら祈祷の金額とかどんな会社がやっとるんかとかが気になって、大人になったなぁってね
海外の観光客や修学旅行生が多く、うんうん
続いて東福寺へ
重森三玲さんの作るモダンなお庭が好きなので久しぶりの再開を楽しみにしていたのですが
空梅雨の影響か、コケが干からびていてなんとももったいない感じでした
ご近所の光明院も同様
お昼は、駅から15分程の魚市さんというお店へ
会社の同僚から「せっかくやからええもんたべさせたりぃ」と言われていたのですが
ようわからんけれど、ご飯に関してはここが一番喜んどった気がする
お店のおばちゃんは親切やったし、ちょっと遠かったけれど来てよかったなぁ
兎に角天気がよかったってのもあって疲れていたせいもあってか
口数も少なくざっくりと見て回って終了
マイペースな両親にイライラしてしまうこともあって
なんだかやっぱり価値観も随分異なってきていることを感じ
うーん、でも何かちゃうやん?ってちょっと反省しつつもタイムオーバー
ほんまはもうちょっと色々と器用にやれる位のよつうというか力量がついとってもええんやろうけれどなぁ、って思うけれど
まぁ、こんなもんかなオレなんて
というような気もする
兎に角、両親に要望されて仕方なく、みたいなきっかけではあったけれど、2人が元気な内にいっしょに旅行に行けたのは良かったなぁって思います
これまできっととても苦労をかけてきただろうことがこの歳になるとよくわかるから、やっぱり両親にはその分楽しい時間を多く過ごしてほしいなぁって思うんよね
欲はあまりない人たちだかから健康に気をつけて適度に長生きしてくれればいいなぁってね
うーん、さてはて、かくかくしかじか、どうしたもんかねぇ、