REAL

●リアル1〜7(井上雄彦

車イスバスケを題材にしたお話。
健常者の井上さんが障害者の話を描くのは、かなりの覚悟があってのもだったのではないかと感じました。
シリアスなシーンが所々に出てきて、考えさせる内容も色々とありました。
その一方で、スポーツならではの熱いシーン、漫画らしいコミカルな場面も出てきて、全体として暗いイメージにならない当たりはさすが井上さんって感じです。
また、「SLUM DUNK」の桜木といい、「REAL」の野宮といい、やんちゃだけどまっすぐで憎めないヤンキーを書かせたらマンガ界無双なのではないでしょうか。
また、障害というテーマとともにコンプレックスというテーマも内包されているような気がして、それがまた大いに考えさせられました。
高橋の持つコンプレックス。
何か分かるきがするなぁといった感じ。
それだけに今後のストーリーが気になるところ。
また、SDの「あきらめたら〜」みたいに名言も出てきたりします。
「イマイチだろーが今全力を尽くさない限りは道はつながらねぇってこと」
これだけ読んでも伝わらんと思いますが、心に突き刺さります。
久々にマンガ読んでいろいろ考えちゃいました。
漫画といえど侮れないですね。
恐るべし井上雄彦

満足度:★★★★★


さてさて、気がつけばこんな時間ですが、やっぱウィンブルドン熱いっすね。
今年は結構シード選手が破れたりと波乱もあって見ごたえのある試合が多いです。
ヴィーナス、ガスケといった昨年生で試合を見た選手が勝ち残っているのは実にうれしい事。ますます今年のAIG OPENが楽しみになってきました。
そうそう、ITFの推薦で錦織と森田が北京五輪出場が決まったとの事。
こちらも楽しみですな。
やっぱり、日本人の活躍をみたいですもんね。
愛国心ってやつですかね。