環境問題について考えてみた

憑神

浅田次郎原作。
江戸時代末期、才はあるのに出世できないお侍の話。
友人がお参りをして出世したという噂を聞き、あるお稲荷さんに神頼みに行くが…。
俳優陣も豪華で、普通に楽しめる作品でした。
ああいう役やらせたら西田さんは抜群にうまいですね。

満足度:★★★★☆


不都合な真実

地球温暖化をテーマにしたドキュメンタリー作品。
本で読むよりも、実際に映像で見たほうがより心に伝わってくる感じがしました。
ゴア氏のプレゼン能力のせいでしょうか。
DVD化に伴って、映画作成後の知見が特典映像として加わり、これだけでも価値ありと思います。
ぜひ、多くの方に見ていただきたい作品です。

満足度:★★★★★


●Life 天国で君に逢えたら

癌になったあるプロサーファーの半生を描いた作品。
家族愛がテーマか。
実話がもとになっているようです。
重めのテーマですが、とてもさわやかな印象を受けました。
翔さんがかっっちぶーでした。

満足度:★★★☆☆


●12人のやさしい日本人

ある事件の陪審員の議論を描いた内容。
三谷幸喜さんが書いたお話のようです。
十数年も前の作品ですが、陪審員制度施行を間近にしたこのタイミングで見ると、むしろ新しい印象を受けるように思います。
もし陪審員になったらこんな感じなのかな〜なんて視線で見てたので、より味わい深いものがありました。
善良なる人々の姿を見ることは実に心地の良いものです。
でも、実際にはあんなに綺麗な形にはならないやろうな。

満足度:★★★★★

ちょっと駅前に出かけたら、どこもかしこも人人人。
どうやら今日は四日市のお祭りだったようです。
一体全体この街のどこにこんなに人がいたのかという程の賑わいでした。


さて話変わって、今回は最近読んだ本をご紹介しまたいと思います。

●東京環境ー環境と欲望ー(小林武史+AP BANG!)

不都合な真実ーECO入門編ー(アル・ゴア

東京〜は先日ap bank fes に参加した時に、エサ(おまけタオル)に釣られタワレコの店で購入したもの。

最近は至る所で環境とかエコなんて言葉を耳にしますよね。

皆さんはこういったテーマと真剣に向き合った事はありますか?

私はちゃんと考えたのは今回が初めてで、本にもでてきた“環境ヴァージン”といった人種です。

ミーハー心で参加したフェスですが、それがこういう機会に繋がったのは収穫だったなと。

本の内容を簡単に紹介すると、『環境と欲望』というテーマのもと著名人へのインタビュー、小林さんとの対談がのっています。

デザイナーや専門家、アーティストなど様々な方の考えに触れることができ、非常にインスパイアされる内容でした。

質的には必ずしも高い内容ではないと感じましたが、だからこそ私のような素人のデビューにはちょうど良い内容でした。

『環境問題を考える』とか『エコな生活を』と言われても、どこか他人事で自分とは関係ない気がして、、、つまり“Reality”が全く感じられなかった。

結局はこの点が私を含めて多くの人を環境問題から遠ざけている主たる原因なのではないかなぁなんて思っています。

しかしながら、“欲望”という点を介して考える事でぐっと環境に関する事が身近な問題に感じられる。

この点で、この本は「おもしろいな」と思いました。

欲望がない人なんていやしないですからね。

欲望と聞くと、『=ドロドロとしたイヤラシイ感情』みたいなイメージが自分の中ではあったんですが、決してそういうマイナスな感情だけではないという考えが新鮮でした。

要するに、その感情の向かうベクトルが重要だと。

また、一人の意見ではなく、複数の人の考えに触れる事ができる点もこの本のよいところだなと感じました。

人は十人十色、共感できる意見もあればそうでない意見もあります。

色々な方の考えに触れる中で何かを感じ、環境というテーマが身近な存在になるきっかけを生み出すという点がこの本の役割のような気もします。

この本の中で、山本良一さんの“欲望の転換”や“エコセレブ”といった考えは興味深かったし、枝廣淳子さんのお話は全体を通して特に共感できる部分が多く心に響きました。

その枝廣さんが翻訳しているということで、いまさらですが不都合な〜を読むに至りました。

この本については、説明は不要でしょうが。

その功績をたたえられてノーベル平和賞を受賞したゴア元米国副大統領の執筆した本です。

私たち人間の活動が起因して起きている地球の変化について簡単に紹介された内容です。

こちらに関してはかなりスケールが大きな話が中心です。

あくまで一個人の意見ですが、こちらを先に手に取るとやっぱり『どこか他人事』という風に感じてしまったのかも知れません。

しかしながら、今地球上でどんな事が起きているかという基本的な事実を知識として理解できるという点で非常に重要な本だと思います。

先進的な国が引き起こす大きな歪の影響を、まず受けるのが環境破壊的活動とはほぼ無縁な後進国であるという事実を知ってどうするべきか。

この本の巻末には、私たちが今日からすぐにでも始められる事がいくつか紹介されています。

単純人間の私はさっそく、エコバッグを購入してきました(笑)

なんやかんやいろいろ書きましたが、環境に対する問題で一番重要なのは、いかに身近な所からお気楽にという事に尽きると思います。

つまりただ漠然と『環境のことを考えて生活を!』とか言われても、長続きはしないだろうと。

誰かに強要するとかそういういうスタンスでなく、やっぱり自分自身で興味を持ってそこから感じた素直な感情に基づいて少しずつ行動に移してみるというのがベストだと思います。

そういった意味で、テレビや書籍説いた形や、それこそap bank fes のようなイベントの形で、今後多くの人にとってこのテーマが身近になるきっかけが増えていけばと思います。

最後に本に出てきた、環境問題が身近になるであろうコピーをいくつかご紹介。

●健康には異常に気を使うのに、環境には気を使わない矛盾。

●寒いのキライ。熱いのキライ。なのに冷房大好き。暖房大好き。

●おばさんのアンチエイジングより、地球のアンチエイジングの方が先でしょ。

何か色々書きましたが、要するに「小さな事からコツコツやっていこうと思います。」という決意表明です。