Obama Fever

せっかくのタイムリーな話題ですので、政治の話題を少し書いてみます。
素人のど阿呆な考えと、簡単に聞き流してもらえればと思います。
読んでの批判なんかはご遠慮頂きたい。


ニュースで勝利後の演説を聞きましたが、実に心に響く素晴らしいスピーチでした。

It's the answer spoken by young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Hispanic, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled - Americans who sent a message to the world that we have never been a collection of Red States and Blue States: we are, and always will be, the United States of America.

冒頭のこのメッセージ。

もしもその場にいたのならば、多くのアメリカ人同様私もブルブルゾクゾクし、大興奮だったに違いありません。

米国の歴史の中で初めてのAfrican American の大統領の誕生です。

まさに歴史にのこるHero の誕生の瞬間。

しかし、一歩引いて冷静に見てみると、同時に「実にうまいなぁ」という印象も受けました。

ウマすぎる事からくる違和感のようなものも感じるのです。

伊坂幸太郎「魔王」の総理大臣の様な印象。

この経済危機まっただ中の時代でのこの選択。

こんな厳しい時代だからこそ、“Obama”というスーパーマンの力を米国民が必要とし、この様な史に残る一歩につながったのかなぁと思います。

革命というのは深刻そうな顔をしている時にこそ、起こりやすいものなのかもしれませんね。

いずれにしろ、これまでの差別の歴史を押しのけてのObama氏の当選は、人の根本に眠る善良なる心(差別の道に逃げない)の具現とも思い、喜ぶべきことなのだと私は考えます。

これが、米国の差別克服の大きな第一歩になるなのだと願いたいものです。

米国はこれからObama氏の力だけでなく、善意ある国民一人一人の力で少しずつ復活の道を歩んでいくのではないかなと素人的に感じました。

道のりは長いのでしょうが。

ところでわが国では、麻生内閣の支持率がじりじりと下がっているようです。

2兆円のばらまき政策、政治に縁遠い私ですが、安直な人気取りな気がしてなりません。

Obama氏の様に国民の情熱を取り戻すリーダーの姿を拝みたいものです。

今回のこの歴史的事象、これから日本にどんな風に影響してくるのでしょうかね。

少しずつ政治の知識も向上させつつ見守りたいなと思います。