gratitude for father

ハッピーフライト

矢口監督の作品は「ウォーターボーイズ」も「スウィングガールズ」も大好きなので、TOEICも終わったし息抜きの軽いご褒美で見てきました。
お客は予想外におっさんばかり。
綾瀬さん、もしくは寺島さんのファンの方々だったんかな〜。
それにしても相変わらず映画館はガラガラでした。
夜ってこんなもんかなの?
さて、今作ですが結論からいうと、今回も私としては大当たりな内容でした。
「ウォーター〜」「スィング〜」のような青春感動ストーリではなかったですが、それらとは違う面白さのつまった作品だった気がします。
また、実際にトレーニングで作り上げ最後のフィナーレはゾクゾク鳥肌もの、という感じではなかったのですが、何というか矢口監督らしいなと思わせるやさしい雰囲気のあるお話でした。
文才がなくすばらしさをいまいち表現できないのが歯がゆいのですが、空港の裏側というテーマの選別も興味深いですし、内容が終始ポジティブであったので、トラブルがある話なのに飛行機に乗りたいなという気分になりました。
登場人物もまた、他の作品同様とっても魅力的でした。
時さんが超しぶい、惚れるねあれは。
チョイ役の人の魅力が光る演出も、魅力を底上げしてる感じがします。
偉そうにこういう事をいうのは何だかな〜なんですが、矢口さんは人を心地よくさせるポイントをしっかり知っている感じがします。
人並の表現になってしまうんですが「センスがある」というのが一番しっくりくる表現だと思います。
とにかく、観後の気分が良くなる映画でした。
好きだな〜、こういう話。

さて、今年もいよいよ後一月となりました。
年の瀬色々ばたばたしそうですが、やり残した事はしっかりとやり終えて、一年を振り返って反省し、来年の目標を設定したいと思います。
バタバタ忙しくなりそうです。
そうそう、やっと先日買ったほぼ日手帳の出番がやってまいりました。
ノリや色絵鉛筆、クレヨンなんかを購入してきましたので、フルに活用していきたいと思います。

他にも書きたいことがあったのですが、気がついたらこんな時間ですので、今度にします。
ではでは。

本日、実家の母から手紙が届きまして、父が先月を以て定年退職を迎えたということでした。

父は高校を卒業してすぐに就職しましたから、40年以上もの勤めを全うしたことになります。

自身が職をする今感じるのですが、一つの職場に何十年もいるという事はとても忍耐のいる事で、自分にもそれができるかどうか現時点では予想もつきません。

こころからお疲れさまでしたという気持ちです。

父は世で重視される学歴というものさしで見れば、決してり利口ではないのでしょうが、それでも子供3人を無事に大学までやったのですから偉大な人物なのだと改めて思っています。

姉兄は2人私立で、その上私は無駄にも大学院まで行かせてもらいましたから、安易で陳腐な言葉しか出てきませんで情けないのですが大変感謝しています。

自分の事よりも家族の事を考えるような父でしたから、苦労も数多くあったのでしょうが、それも表に出さないあたりは「日本男児」といった風で、そういう特徴は私がそうありたい姿でもある事今はっと気がつきました。

やはり、子は虐げ反発しながらも自分の親に理想を見出すのでしょうか。

久しぶりに父の事を思い出したら、幼い時分の色々な思い出が出てくるのですが、まだまだ父が元気な内はそういう思い出に浸る理由はないでしょう。

精神的未熟者の私は照れくさいので、「面と向かって感謝の言葉」なんて事はできないのでしょうから、少しずつ親孝行というかそんな形で、彼の定年後の人生にプラスになる事ができればなとは考えています。

何かお祝いをとか言うのも難しいので、ちょこちょこ実家に顔お出すとか、その時においしいものを買って帰るとかからやっていきたいと思います。

それにしても、これまで頑張ってきてくれた父に対して、今の幸薄く価値薄い自分が申し訳ない気持ちに思います。

現状はなんとも残念な感じなのですが、少しでも誇らしい息子と思ってもらえるようになれればと思います。

くさい雰囲気なのだけれども、これが今の気持ちです。

時が経てもこのような気持ちを持ち続けたいものだなぁ。