年末ですな〜

気がつけばもう年末です。


スヌーピーたちの人生案内(チャールズ・M・シュルツ)
世界広しと言えど、『ピーナッツ』ほど思慮深く示唆に富んだマンガはないように思います。
子供はもちろんなのですが、大人が読んでも学びがあるという感じです。
極めてシンプルな文句の数々が紹介されていますが、非常に哲学的と言いますか。
谷川さんの翻訳も何ともやさしい雰囲気でいい感じ。
精神的に未熟なのか、半分以上はしっくりきませんでしたが、また数年後ふとした時に手に取りたいと思う、そんな本です。

●生きる(谷川俊太郎 with friends)
ちょうど「スヌーピーたちの〜」を読み終えた頃に、表紙に谷川さんの名前を見つけて購入しました。
谷川さんの詩「生きる」に感銘を受けた方々が、mixiのコミュニティの中で「生きる」というテーマの詩を紡いで…という内容です。
皆さん表現が非常にうまいなと感じました。
思考というか感性のレベルが高いなと感じましたのは、やはり谷川さんの詩的世界に興味がある方の集まりだからでしょうか。
個人的にとても好きな感じの世界観のものも多数ありました。
しかし、わたくし個人の意見として、自己陶酔の行き過ぎた雰囲気(あくまで私の印象ですが)のものもありました。
突飛というか表現の感じに意識が行き過ぎて、意味合いという本質そのものがおざなりな印象を受ける。
そういうのは苦手です。
まぁ、私が書く文もたいがい自己陶酔的(かつ下手くそなので余計にたちが悪い)なのですが、まぁこれは個人的娯楽趣味の世界の内側ですから良しとしよう。
というあたりが自分に甘いところ。

●白い猫は何をくれた?(斎藤義典)
個人的には今年出会ったヒット作の中の一冊に入るでしょう。
筆者独自の「戦略マーケティング理論」をサックリと学べちゃう、そんな内容の本です。
何か響きが「チーズはどこに消えた」ににているな。
中身は超ベストセラー「夢をかなえるゾウ」とにた感じの本という印象を受けました。
ただ、ゾウの話みたいに「人間としての徳」を磨くというよりは、「実用的な思考法」が学べるという感じで即効的です。
広告代理店若手社員の主人公がクライアントのメーカーへの提案を通じて、BASiCS=「Battlefield」「Asset」「Strngth」「Customer」「Selling message」という5要素からなる戦略理論を学ぶストーリー。
物語を読んでるだけで知識として染み込んでくるし、また、たったの5つのポイントでしかもそれが「BASiCS」という耳慣れた言葉に充てられているだけあって忘れにくいですから、この点が大変よいです。
早速、読後に自分の仕事にあてはめてトライしてみましたが、なかなか使いやすく面白かったです。
ただ、有効な戦略を立てるにはやっぱり当然に業界等のベースの知識が必要です。
でも、MECEやらロジックツリーやらよりも、素人オザワにとっては使えそうな感じです。
営業やマーケの人から開発の人まで、読んで損はない内容かと思いますよ。


さてと、一年ホンマあっという間ですな。
今年のうちに読み残した本を、すべて読みたいのですが、数が4も5もあるので厳しそうな感じです。
しかし、「道は開ける」と「芸術は爆発だ」の2冊は読みかけているので、スッキリ読み終えてから新年を迎えたいものです。

そういえば、紀伊国屋のベストセラー100冊が発表されておりました。
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/kinobes/2008/rank.htm
自分が持ってる本は以下の11/100冊でした。

1.夢をかなえるゾウ
2.ホ−ムレス中学生
21.生物と無生物のあいだ
29.余命1ケ月の花嫁
33.脳が冴える15の習慣
73.陰日向に咲く
76.「1日30分」を続けなさい!
85.鹿男あをによし
95.脳と気持ちの整理術
97.世界一やさしい問題解決の授業
99.佐藤可士和の超整理術

人気本ばかり読んでいる点ミーハーさ加減が明らめられた気分です。

「悩む力」や「阪急列車」「そうか、もう君はいないのか」なんかは興味がありますので、今後ぜひ読んでみたいです。


さぁて、週末いよいよ巨匠ピカソの作品に会いに行きます…たぶん。
開催が今週末までなのでほんま、駆け込みもいいとこです。
初のぎろっぽん、何かわくわくします。
もしかしたら、ほりえもんに会えらかしら。


そういえば、久々に民生のアルバム借りてきましたが、なかなかエェ感じですがな。
やっぱりカッケェな〜。
さーてと、寝よ寝よ。