地元を愛するという選択

今日は姉貴の結婚式でした。
姉は当然、私よりも年上ですから、もう“えぇ年の娘”です。
姉貴も自分の知らないうちに、女性の道を生きていたんだなぁ。
まぁ、当り前なんだけど、変な気分です。
よく言うでしょ、姉貴は女であって女じゃないんだって。



●田んぼの横の夢空間

●愛アーランドクラシカルスタイル



式場は地元に程近い田舎のチャペル。
雰囲気がよくてとても素敵な場所でした。
ホテルでないのは始めて参加しましたが、大変によかったです。
このチョイス。姉ちゃんは結構乙女なのでした。知らなかったなぁ。
不運にもどんぴしゃりで予想されていた雨、何とか振らずに済んだのは心からありがたかった。
今日ばかりはお天道様の存在を信じ感謝せずにはいられません。



●誓いの前に

●夫婦と架け橋



旦那さんも含め新郎側のご家族にお会いしたのは初めてでした。
だめな弟だこと。
だんなさま、誠実で優しそうな方でよかったです。
まぁ、まじめな姉ですから、本当に誠実な方を選んだんだと思います。
自分のまったく知らない人達と、形式上でも関係ができる。
何だか不思議な気分でした。
姉はもはや自分とは苗字が違うんだ、と思ったらちょっとだけ感慨深かったです。



●イントネーション可笑しい位が本物らしい

●THE WEDDING



式場で、姉の小中高あたりの友人がたくさんいらっしゃっていて何だかそれがとってもよかったです。
姉、人生の多くを地元で過ごしてきた人間ですが、こうやって地元で多くの地元の知人に祝福されての式、これもいいなという感じでした。
そして、今もこの地方に住んでいる友人達と今後も仲良く交遊を続けるのでしょうか。
私、地元で一生を終える人生なんて、、、とか思ってましたが。
こういう景色を見ると、自分自身の幸せを感じ、また幸せを共有できるよき知人がいる。
これで十分なんだなと感じます。
それに、この町の人はみんなのんびりだけど、すれてなくてやさしいんだ。
それも素敵じゃないか。



●べた。でもそれがいいんです。

●華やかなる脇役



私などはもう故郷を離れてしばらく経ちますので、気楽なものです。
まぁ、姉をよろしくお願いしますといった程度です。
今まで、ずっと実家でともに暮らしてきた姉がいなくなり、きっと両親は少し寂しいのでしょうか。
そんな思いはありながらも、もはや、地元にかえるという選択肢は私にはないと思います。もはや私が地元に戻る余地(色んな意味で)はないですから。
そして、ずるい汚いですが、自分のことで本当に精一杯というのも心が痛むが偽りようのない事実。
何かこの辺は色々と複雑な心境です。
でも、今回多くの親類にもあい、地元の店に行ったり、自分の根源を省みるよい機会になりました。
ルーツは幼少時代にあるのだ。
少なくとも田舎を離れてからいくつか己のよさをなくしてしまったことに気がつけた気がします。本当に数少ないよさをね。



●幸せの定番

●目にも口にも美味かったです




結婚、やっぱりいですね。
きっと多くの人にとっては普通の幸せの形の一つなのでしょう。
その普通にどれだけのものがこめられているのかと、結婚式に来ると毎度考え、その偉大さに頭がくらくらします。
そして、自分にこの平凡という最高に価値ある幸せを手にする日がはたして来るのだろうかと考えてします。
まったくもって想像し難い。
平凡って案外とっても大変なことなのかもしれません。
ともあれ、小さいころからお世話になった姉が、その平凡という道を歩み始めたこと、こころからうれしく思います。
修一さん、ねぇちゃんをどうぞよろしく。そしていつまでもお幸せに。
ねぇちゃん、これからも、たまにはよろしく。



あっ勝手に写真載せたけど、許せ姉貴!
関係者は絶対に見ることのないブログだからきっと問題ナッシング!