何が人をつくるのか

昨年、しこしこ書いた年賀状のお返事をちょろりちょろりと頂いております。

書いてくださった方、ありがとうございます。

喪中の方、おめでとう、なんて言って、どうもすみませんでした。

今年は昨年返事をもらえなかった方からもいくつかお返事いただけてそれがうれしい。もちろん、逆のパターンも有りますが。

特に京都での学生時代にたったの1 年ではあったけれども、大変にお世話になった先輩に今年は返事いただけたので、出してよかったなぁという気分です。

「年賀状は、贈り物だと思う」というJP の09 年のコピーを思い出しました。

成程、言い得て妙だなと思います。

メールって有形じゃないし温かみみたいなのが付随しにくくて、贈り物って感じしないですものね。

よっぽど嫌われてなかったら、誰に送ってもよいし、しかもコアストレスですから、なかなかハイパフォーマンスなプレゼントかな。

最近、自分を作っているのは「周囲人」に他ならない。とよく思うのですが、知り合えてよかったなぁと思う人たちに、年に一度くらいは手間を惜しまず書くべし!と思いました。

A man is known by the company he keeps. (付き合う友人を見ればその人の人柄がわかる。)誰が言ったか、これも言い得て妙だ。



BRUTUS 677

たしか昨年買ったのかな。タイトルは「本が人をつくる。」

芸能人とか作家とか、23 名の方と本の関係を紐解いた「読書地図」が紹介されています。

お笑い芸人の山ちゃん(山崎邦正さん)が実は年間100 冊以上読む読書家だったいう事実は意外でした。

それと石田純一さん、メディアでのキャラとは少々異なり、紹介されていた本はとても知的でハイセンスなものでした。

それにしても、皆よく本を読んでるんやなぁと素直に驚きました。そしてそれぞれ本の選択に個性があります。

いうなれば「読む本をみればその人の人柄がわかる」といったところでしょうか。

私、自分なりの夢や趣味もなく、また哲学や世界観が希薄だなぁというのが、最近の悩みで有りますが、二十数年の人生を本嫌いとして過ごしてきた事が原因かなと。

最近、ようやく人なみに読書をするようになりましたが、「最新」「ベストセラー」といういかにも軽率なチョイスが多いですので、十年とか後には「私の地図」らしきものが描けるような読書ができるようになりたいと思います。

昨年は、買ってはみたが手つかずなんて本が一杯でしたが、今年も、読書に関しては節約しない方針で行こうと思います。



もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(岩崎夏海

大変よい本でした。

ただ、ひとつ申しておきたいのは、「なんで表紙がもえもえやねん!」ということです。

経営学の父”ドラッカーの書いた不朽の名作“マネジメント”の経営論を高校の野球部に導入したら、という内容。

“マネジメント”を噛み砕いて説明した内容で、しかも高校野球というマネジメントとは無関係?という世界での展開ですから、ドラッカーの経営論が普遍的であることがわかる。つまり、普通にビジネス本としてよい本なんですよ。

それだけに、なんでこんな表紙にしたのか理解に苦しみます。MOTTAINAI

足しげく通っている本屋で、店員に「この萌え萌えオタク野郎がっ!」とか思われそうで、かなり躊躇しながら購入しました。

読後の感想ですが、多少無理なところは有りながらも、マネジメントの表層がなんとなく理解できた気がします。

ただし、私は管理する立場にはまだいないので、なかなか自己に当てはめて考えるのはむつかしかかったです。

昨年、ドラッカーの著書を1 冊購入して挑戦したのですが、すぐ挫折したので、今年もう一度トライしてみようと思います。

本書は、挫折した人が再度挑戦する前に読むのによいのではと思います。