そろそろえぇ歳です

きょうは山田洋次監督の「おとうと」をレンタルしてみました。

母親のおとうとの変なおじさん、という話でとりわけ濃い内容ではないのですが、結構思うことが多いようでした

“おとうと”の存在位置に色々な問題提起が隠されていると感じました

たぶん、若い学生のころなんなにみたら、おもんねと一蹴していたでしょう




●ふりむく(絵:松尾たいこ、文:江國香織

“文:江國香織、絵:松尾たいこ”ではなく、“絵:松尾たいこ、文:江國香織”です

松尾さんのイラストに、江國さんが文をつけた作品

私は松尾さんのイラストが楽しみで購入しました

長江朗さんの解説をよんでへぇと思い3度読みました

絵も文も独立していても綺麗ですが、それがならぶと違った魅力が誕生します



●20歳のときに知っておきたかったこと(ティナ・シーリグ)

巷で話題の本ですね

最近、この手の本を読むことが増えた気がします

スタンフォードの教授が自分の息子に向けて執筆した本

いわゆる自己啓発本の類と見てもらって間違いはない内容と思います

友人にすすめたら「えぇ、読んだらテンション下がりそう」とかいわれました

確かにもうそろそろ我々の世代も、世間一般的にみたら、チャレンジをするには難しい年齢に突入してきており、私自身もそう思いながら読みました

でも、やっぱりこういう本というのは姿勢と気持ちの問題を中心に扱いますし、いくつになっても全く役に立たない内容ではないと思います

多くのほんにも書かれている内容ですが、「工学なんて女がするもんだ」の項は、いろいろな場面で自分をたすけてくれる考えなのだと改めて感じました

「 こういう教育が存在するというのがアメリカの強さかな。 しかもニューロサイエンスの人がこれを書いたのが面白い」

というのが読了直後につぶやいた感想




なんだろうね

・可能性云々抜きにして、やりたいこと・好きなことをもつこと

・人とコミュニケーションを健全にとれ、またその相手にめぐまれていること

これが、人生を前向きにしていく力になるんじゃないか。などという事を考えました。ほんの主題とは多少ずれますが

残念ながら、この決定的な因子がどちらも私にはないのです



まぁね、人生ってのはどこまでいっても自己満足の世界でそこからの脱却なんてありえないのです

私は私で、私の考える理想(格好いい)を少しずつでも、備えていけるようにこれからもあがいて行きたいと思います

そのためには、世間の展開する理想とかで妥協していいところは、迷わず捨てるべきだと思うし、自分の譲れない部分だけは失わないようにしていければと思います

話がずれましたね

とはいえ、上記の2項目は重要で、せっせと意識していかねばなりません

ほんの中身は、なかなか悪くない内容で、すぐに読めてしまいますから、お試しの価値はあるかと