森を見ずに木を見る

ジョギング用に使用していたnano を洗濯しお釈迦にしてしまったので、新しくshuffle を購入しました。

極めてシンプルな機能とデザイン。

パッケージには文字はありません。

不必要をとことん削ったシンプルさ。

それでいて、ターゲット(軽量・コンパクト重視の顧客)にしっかりとささるメッセージ(デザイン)。

アップルの製品、改めて感動します。

このものあまりの日本において、もはや「何でもかんでも機能を付けまくる」という戦略は見直すべきではないか。

スマートフォンの市場でも、売れているのはシンプルで使いやすいものではないか。

そういう風に思いました。えらそうですが。



最近とみに思うのですが、我々世代は「必要」以外の部分に金を落とす、ということに極めて消極的だと感じています。

この「必要」というのは、自分の価値観の中での「必要」であり、周りがどうこうというのはもはや関係ないのです。

「さけ・くるま・おんながおれのステイタス」なんてのは、太古の話でしょう

企業が製品をlaunch する際に、決定権を持つおじさんたちにはその点をしっかりと理解して欲しいですね。

おっさんの「いいね!」は大抵我々には突き刺さらないのが現代の市場だと思いますから。

ドメスティックなマーケットを狙う際、森(世間一般)を見ずに木(ニッチ)を見る戦略が良いでしょうか。

そう考えれば、小さくこまわりがきく会社にもまだまだ光があるのかもしれません。