転ずれば“福”
今日は本来ならばSUMMER SONIC へ行く予定でしたが、急遽の事情で行けなくなってしまいました
とても楽しみにしていただけに、落胆は大きかったです、もちろん
県の美術館でやっている「福田繁雄回顧展」へ
特別に興味があったわけではないのですが、知人の勧めもあって行ったのです
が、すばらしくて行ってよかったなと、
グラフィックデザイナーと肩書きされる方だそうですが、その枠を越える、いやアートの枠からはみだしてるよ、という印象でした
なんというか、センスというよりかは発想にしびれました(もちろんセンスも最上級に素晴らしいのです)
いったいこの人はどうやってこんな思考を導く脳回路をつくれたのかしらん?みたいな人がおりますが、福田さんは間違いなくこの分類にカテゴライズされますよね
好奇心があって、楽しそうで、倫理もあって、哲学だってきっとある、そして遊び心だってね
うまく説明できないんだけれど、とっても格好いいおじさん
落胆はしっかりと減衰しましたね、充足感
災い転じて福となした、とでも言っておきましょうか
兎に角、この展示が見れて大満足でした
ついでに、行きたかった店にも色々行きましたよ
まんじゅうは大判焼きに類似の味でした
実はここが発祥のお店なんだとかで、塩味でおいしかったですよ
へ?何の店?って思うでしょ?
名残はありましたが、おそらく元々材木屋さんだったところでご子息が書店を始められたのでしょうね
建築関係が大変豊富でしたが、その他にも興味深い本が沢山でした
昨今と書店、ということを考えてみると、決して明るいイメージが湧いてこないと考えていました
電子データとしての画・文章が流通する時代、やっぱり本は紙がいいんだよ、という人でもネットで簡単にマイナーな本にアクセスできるのが 今 ですからね
とは言っても、やはり自分が簡単に存在を知ってしまっている本を読むだけではもったいない
なんせ未だに一日に数百冊がリリースされる時代なのですから
きっとね、一目惚れみたいな読書も必要なのだと思います
そういう意味では、奥山銘木店さんは、なかなか田舎の中規模店では手に入らぬような興味そそられる本がズラリでした
あの小さいスペースによくもあそこまで好みの本ばかりが、、
すごいな、すごいなを連発して、でも興奮と衝動を抑えて購入したのがこの4冊
一冊はローカル雑誌で、以前遊びに行ったDJのイベントの特集写真に自分が写ってて買っちゃった、、、むふふ
兎に角、今の時代の小書店のあり方について考えさせられました
因みに併設のcafeも本のチョイスや雰囲気がえぇ感じでしたよ
地元で有名なみそのおいしいお店だそうですが、店員さんの清潔感な客さばきがとてもよくまた来たいなと思いました
世の中いろいろな人がいるのはとてもよくわかってきたし、かえられないことがおおすぎるのもわかってきましたが、私はせめて周囲に配慮できる人になれるよう努力したいなと、そう思っています、最近
ひとりで生きて行くなんて大変すぎて無理だもの