なぜ僕は本をよむんじゃろ

●僕は君たちに武器を配りたい(瀧本哲史)

京大の人気講義の内容をもとに書籍化されたとか、そんな本です

ざっくり言うとね、ビジネスにおける国境がどんどん薄くなっている時代

ライバルはもはや世界中にいるんだよ

そんななか、君は価値をうみだせるの?大丈夫?

価値って何だと思う?武器をもっていることだよ

その武器ってのはね、、、

こんな感じかなぁ

終始読者の不安を煽る感じは、大前さんの本の時に抱くそれとちょっと近いかなぁ


なんちゅうのかなぁ、さすが京大生相手の授業って感じよね

正直、僕レベルの人は蚊帳の外、という印象が強く残ったよ

至高びとのための書、という感じだね


全てをそのまま飲み込もうとすると気分が悪くなりそうだなとおもったよ

でもね、適当なザイズの危機意識はこれからも日本企業でそれなりにサラリーをもらう上で欠かすことは出来ないと思う



響いいた部分で自分でもできるかな、ってのを参考にするやり方がきっといいよね

「マーケターと差異」「リスクのとり方」なんかは僕にもしっかり響いてきた



●イシューからはじめよ(安宅和人

昨年はやった本ですね

上記の瀧本さんと同じ元マッキンゼーのコンサルさんが書いた本

脳科学の博士号を持っているって経歴も面白い

読み始めたのはそのころだったんだけれど、暫く途中で放っておいたのを今漸く読み終えました

文章の雰囲気が僕がちょっと苦手なもので時間がかかったよ


内容を簡単に言うと、仕事(科学研究なども含めて)をはじめるときに、何が重要な課題(イシュー)なのかをまず考えましょうね、ってのがメッセージです


これね、すんごい当たり前のことに聞こえるよね?

でもね、周りを見たら実に多くの人が、「最も重要なものとはズレた仕事」に実に多くの時間をついやしているのが、なんとなーくやけれどわかるんです(実際にイシューを瞬時に見抜くとか私もできないんですけどね)

今日ちょうど会社で成果報告会があって、周りを見ていてそう感じたです

やっていることの質はものすごく高くてよくねられている、でも的の置きどころがずれてると、「で?」ってなっちゃうのね

他にも、ロジックで課題解決をすすめる流れについても色々紹介されているけれど、兎に角「イシューからはじめる姿勢の重要」という点に本書の意義は集約されていると思います


世の中にはね、事前に思考する一手間を惜しんで仕事を始め、回り道(それがゴールに繋がるかも不明)をひぃひぃ言いながら苦労して這いずりまわてる、という人が如何に多いいことか

その事実に気がつくだけで仕事の質がかわるとおもうんよねぇ

ほんと、あたりまえやん、なことなんやけれどね


仕事に対するスタンス・考え方はほんま人それぞれやと思う

だから、皆に読んでほしいとか言わないけれど、僕の友人知人で仕事を頑張っている人には是非読んでもらいたいなぁって思う

きっと、永く働く中で役に立つと思うから



●山と山小屋(文:小林百合子、写真:野川かさね)

山と山小屋 に対する愛にみちた 文と写真 の 書 でした

夏になったら山に登ろうと思います




最近きがついたのは、憧れている人の本を手にとることが多いということ

僕は器用の人ではないから、僕は真髄の人ではないから、必要な内容がのっている本から必要な部分を抽出する、というやり方が出来ないんだ

だから、憧れている人の本をワクワクしながら読んで、すぐに内容をわすれちゃって

でも、ちょっとだけしみこむものがある

そして、ミリとかマイクロの単位でも、今の自分よりも前に進むことができたらいいな、という感じです

こんな自分が心底嫌になることもあるけれど、でもでもそうはいってもねぇ