life with books
●考え方のコツ(松浦弥太郎)
とりわけ仕事において、とても悩んでいるこのタイミングにこの本を手にとれたのはとてもよかった
松浦弥太郎という人の厳しくも誠実な姿勢がとても心に響いた
僕に足りていないけれど必要なこと、そして手に入れるために力を注ぐ価値があると思えることがいっぱい
また読み直したいと思った数少ない本
●ねにもつタイプ(岸本佐知子)
実に個性的で、くだらなくて素敵な文章でした
好みがわかれるだろうか
僕は何だかとても気分が安らいだ
僕はどうやらこの本を素直に出会えてよかったなぁ、と思えるような繊細で健康的な完成を持ち合わせていないみたい
奇人やからねぇ、うん
●ぼくらの近代建築デラックス(万城目学、門井慶喜)
小説家としての万城目学に期待してかったのならばがっかりするに違いない
僕は建築世界には全く明るくないですけれど、でも読んでて結構面白かった
伊東忠太が出てきたのはよかったなぁ
architecture → 建築 とあてた人ですね
●楽園のカンヴァス(原田マハ)
普段は中々小説は読まないのだけれど
久しぶりに読んだそれがこれでよかった
評判通りにめちゃんこ(←死語?)おもしろかったよ
グイグイと読み進めずにはいられへん感じ
漂う、上品さもよかった
MoMAに行きたいなぁ、生で観てみたい
●空白を満たしなさい(平野啓一郎)
死、つまりは生をテーマにした小説?啓発本?
いや、それとも著者の展開する分人主義の書
正直、今の心の状態で読むには重たかったかな
ずずーん、と沈んだなぁ
たぶん、どう解釈するのがいいやり方なのかよく分かっていないともうのだけれど
少しずつ考えていこうと思います
○○な時の自分(これも分人というのかしらん)は嫌いで好きになれない、とかいう解釈もそうなのかしらね
恐らくは年齢に由来する葛藤が今の自分の頭の大部分を占めていて
世の中には絶対的な「正しい」なんてモノは存在しないのだろうけれど
でも、生きていくためには自分にとってのそれを見出して、それを根っこにして進んでいくしかないんやろうなぁ、なんて思っていて
大いに悩みながら、このどうしようもない時期をすごしていこうと思います
●コケはともだち(藤井久子)
思っていたよりも大分ガチでした
コッコッコッ、コケーッ
●Hemisphere Vol.2
aalto coffee の庄野さん監修の冊子
付属のone day diary のCD が目当てだったのですよ、はい
中川ちえさんとか落合恵さんとかの文がよめて◎
●BRUTUS 746 男を知る本、女を知る本、212冊
なぜ男は○○なのか?なぜ女は○○なのか?の項が読んでて素直に面白かった
ここの書かれていることが本当であるのならば、女子とはなんとUnbelievableな存在なのでしょう
男女が理解し合うということは如何に大変なことか
それ故、互いに理解し合おうとする男女の存在のなんとすばらしいことよ
うーむ、今年も本を読もう、そうしよう