who am I

週末、東京へ行きました


大学の友人に「横浜で飲むけど来る?」なんて誘われて、「行けるか阿呆!オレは関東在住ちゃうねんぞ!」って思ったのだけれど

でもそういう姿勢はどんどん機会を減らす後押しになってしまうなぁ、なんて考えなおしたわけです

ただ、飲み会のためだけに行くのはやはりもったいないよなぁ、って色々と他にも計画して観て回りました


まずは美術館を目指し六本木へ

なんだかんだで、マイナーな機会とその接触頻度、みたいなものは東京にはかなわないなぁって思う

この点についてだけで、未だに僕が東京という都市に好意を寄せる理由付けになる



最初は、ミッドタウンにある21_21 design site の「デザインあ 展」へ

昨年のグッドデザイン大賞を受賞したNHK のEテレ の番組、の個展

佐藤卓小山田圭吾chocolatsalyu x salyuやくしまるえつこ

実はここ最近までテレビを持っていなかった僕は番組をほとんどまともに観たことがなく、こんなキーワードを頼りに興味を寄せた

こどもが楽しめる、でも大人も楽しいよ

そんな感じ、つまりこれは親子で観に行くとすっごい楽しいないようなのだと思う

久しぶりに折り紙をおってみたり、イラストを書いてみたり

美術館というイメージではないですよね、これは

僕は音楽部分で特に興味があったので、映像と音楽のスペースが一番楽しかった

なので、CDも買った

親子って人間社会の基本的且つ最良の人間関係じゃないかなぁ

幸せの光景を多く目にしましたよ



つづいてJR の個展を観にワタリウム美術館

いきなりこの景色を観て、それはもうアガったね

JRの事はChim↑Pom の芸術実行犯を通じてしったんやけど

そのChim↑Pom のことは荒井良二さんの講演でしった

荒井さんのことは、ほぼ日を通じて

なんだか、色んなものに影響を受けていまの自分があるんだなぁ、って感じる機会が増えたな最近

JRはフランスの現代美術家

貧困や差別の対象になっている人のポートレイトを撮影し、大きなサイズでプリントしたその写真を公共の場にはっていく、というやり方でプロジェクトを展開している

実は、調査不足で一般公開一日前にきてしまったのだけれど、チケット付きで3000円でプレオープンのイベント、JR×卯城竜太×坂口恭平のシンポジウム観れるとのことで急遽参加することに

久しぶりに自分の英語のちからがひくいことを悔やんだけれど、通訳もあったので十分に楽しめた

Could art change the world?

彼(とそのチーム)はアートの力で世界に何かを訴えて変えようとしている

こんなビジュアルで実は歳下、しかもこんなにスケールの大きなこと、そして面白いことをやる彼等は実にかっこういいなぁって思ったよ

ミーハーに一緒に写真をとってもらった(こういう時に物怖じしなくなったな最近)

色んな地域で、地域の人のポートレイトをとり、それを本人に渡して好きな所に貼ってもらうInside Out というProject も彼らの活動のひとつ

震災の被害地である気仙沼にも訪れている

会場で、自分のポートレイト(これが超でかい!)を撮ったんだけど、そんなの生まれて初めてで(芸能人でも無い限りないでしょ!)これがなんだか恥ずかしいけどうれしかった

こういうこと一つでも、街に笑顔の雰囲気が出来てくるんじゃないかなぁ、なんてわりと本心で思った

アートって皆さんにとってどんなイメージかわからにけれど、それがもっと生活に身近なものであると楽しいのになぁてね

JR はTED で「2011 TED Prize」を受賞しとるんよ

ご興味あれば是非



夜もむりくり予定をぶち込む

大学院時代の先輩と食事

焼肉でした

ふたりとも結構稼いでいるらしくええ肉食べました(でもほぼ割り勘だったけどね!)

仕事の話だったり家族の話だったり、くだらなく他愛もない話

こういう話をする間柄って僕にとっては貴重というか希少というか

何だか着々とすすんでいる姿、をみて押し隠していた気持もモヤモヤと

兎に角大事な人達です

でも、僕の興味に話(あ とか JR とかね)を全然理解してもらえなかったのは悲しかったなぁ

また、関東にいく時には飲みに行こう



横浜の友人宅に一泊後、渋谷へ

渋谷のPARCO 初めて言ったのだけれど、書店とか服屋とか

こんなにおもしろい店がいっぱいなのだね、ギャルとかギャル男チョリッスみたいないめーじだったよ、反省

特に、本屋は地方の無個性的なそれと比べると魅力的でええなあって思った

そして、こちらも行きたかった大宮エリーさんの「生きているということ展」へ

前回の個展は機会を作れずというよりはその気力がわかずスルーしてしまったのだけれど、今回は行ってきた

とてもコミカルな方でそのイメージからは考えられない様な個展でした

基本的には、言葉、がメイン

そこにちょっとした飾り付け、音楽(教授のピアノ)が流れている、でもあくまで言葉がメインで後は味付けなんだって感じた

生きていることを肯定してもらえる、肯定してあげられる、そんな気持ちになった

去年は(今もだけれど)すんげぇ心のなかで葛藤があって、そういう時期を経てのこの個展だったので時期としてはとてもよかったんだと思う

どの言葉もよかったけれど、恋愛に関する言葉は多くの人が元気をもらったんじゃないかな

やっぱエリーさん好きだなぁ(エラーくんメモもかったよ



近くのカフェで軽食

渋谷の一等地であんな値段で採算とれる秘密はどこにあるのかしらん、なんて社会人らしいことが気になる



その後、荻窪のカフェ6次元へ

Twitter を通じてその存在をしって、ずーっと行きたかった店

文学によりそう店、とでもいうのかな

置いてある本はいちいち好きなものばかりだし

コーヒーも美味しかったし

メニューを描いている方も僕の好きなひとやった

ずっと来たかったこととか、地方から来たことを話したら、お店のコースターをプレゼントに頂いた

同伴者には不評やったけれど、僕にはもう非の打ち所が無いほどうれしいお店でした

人と自分は好みはちゃうねんなぁって思ったよ



余談やけれども、こういった自分の興味の在ることを今の友人に話した時の「ポカーン感」が最近顕著なんよ

今回も、もうこれはヤバイなぁって思うほどひどかった

決して深い話ができる訳ではないのだけれど、マイノリティであることは間違いないのだと思う

こういう話を気軽に共有できる友人が欲しいなぁって思うと共に

このままじゃいけないなと反省

でもやっぱり自分の中の格好いいは手放したくなく、つまりは自分の人生を生きたい、みたい感情

でも、もう少しやり方を改めないとダメだなぁ、という深刻さを感じたのはこの度の残念なぶぶんでもあり、ありがたい部分でした



最終日は、友人の企画でベタに
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ソラマチで自転車を借りてサイクリング

ここは要望していった蔵前のトイレ

寒かったけれど都会を滑走するのは気持が良かった

ご飯は江戸前?の寿司屋で

でもちょっとものたりなかったのはやっぱりここ最近のマニアックな嗜好の追求のせいかなぁ



辰野金吾建築には万城目学の本で興味をもつようになったんよ

東京、やはり楽しい場所でした

また行きます




私は誰、私は誰、私は誰

今回の旅で浮かんだ疑問

しばらく私、生きているということ、について考えを巡らせてみようと思う