わたしはおっぱい魔人?
ふとした思いつきから、結婚を控えた姉に本を贈る事にしました。
●LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。(飯島奈美, 他)
最近話題の本ですからご存じの方も多いでしょうか。
「かもめ食堂」「めがね」でフードスタイリストさんが、ほぼ日で連載されていたレシピをまとめた本です。
この本を贈ろうと思った理由は3つ。
(1)姉が「かもめ食堂」のファンである
(2)おいしい料理で男(夫)の心を鷲掴み
(3)実家にいる間に親孝行してほしい
まぁ、ほんと何となくの思い付きですが、これで姉も両親もうれしくなれたら一石二鳥じゃない。
しかも、自分の手間はいっさいなし。
読了した本
●ベッキーの♪心のとびら(BECKY)
最近、色々と思い悩む事が多く、元気が出る本を読もうと手に取りました。
彼女がブラウン管の中で(もはや時代遅れの表現?)いつもとびきり明るく元気な理由が分かる気がします。
極平凡なメッセージが連ねられているのですが、ベッキーというフィルター越しに読むと、妙な説得力が生まれます。
人として誠実であるとか、清い心を持ち続けるとかって、多くの人が目指す理想だけれども、なかなか完璧にはできない。
恐らく彼女自身もそうなのでしょう。
人生うん十年、ここに書いてあるような言葉を少しずつ自分のもにしていくと、少しは自分が好きになれるかもなと、自分嫌いな私は感じました。
目の中のひまわりは、ほんとびっくりでした。神秘的。
●恋文の技術(森見登美彦)
楽しみにしていた森見さんの本、連休の間に一気に読み終えました。
全文が手紙形式で綴られるという、なかなか面白めずらしいスタイルの文章でサクサクと大変読みやすかったです。
森見さんの話は毎度どこまでが創作で、どこまでがノンフィクションなのかが分からないですが、今回は特にそんな感じが強かった。
そこがまた面白いんだなぁ。
私も京都の大学で学究の徒を目指して挫折した経験を持ち合わせておりますから、色々とそういった思い出を重ね合わせて楽しめました。
主人公が「モテへん大学生代表選手」みたいな所も共感する部分があるし、
しかし何故か周囲から愛されるという人間的魅力を持っているという部分に救いもあって何かホッとするのです。
森見作品に私がぞっこんラヴなのは、そういったところに理由があるのかもしれません。
不覚にも後半では涙がこぼれました。(泣く話でないですよね?)
ベタだけど、過去の文通のくだりはグッときた。
妹から森見さんにあてた手紙もすごくよかった。
親子愛とか、兄弟愛とか、そういう男女の愛とは別の所にあるものに私は弱いようです。
とても面白かったので知人にも薦めたいですが、紹介すれば「やはりお前はおっぱい魔人であったか」と思われるでしょうか。
如何?
〜本日のレンタル〜
◆ANSWER(Angela Aki)
◆告白(チャットモンチー)
◆VERY BEST CRUSADERS(BEAT CRUSADERS)
◆FREEDOM(Dragon Ash)