読書のルール
●富士山にのぼる(石川直樹)
年始に講演をききにいった際に購入した本です。
昨年、石川さんがこの本を朗読するのをきく機会があってその時に買えばよかったなぁと思っていた本。
写真絵本というスタイルで、冬の富士山の姿を見ることが出来ます。
いやぁ、photograph が美しくていいですね。
写真集はなかなか簡単に手が出せないですが、本書はなかなか手頃な価格でよいです。
私、富士山の麓で生まれ育ちましたが、未だ登山したことがなく、元気なうちにぜひとも日本の最高地点を目指したいと思います。
さて、ふと思いついたので読書について書いてみます。
私、もともと根っからの文字嫌いで、学生の頃は教科書以外はほとんど文字を読まない人でした。
しかし、社会人になって自分の無知を知り、これでは如何と自己研鑽の目的で読書を始めました。
それからおよそ4 年、随分と読書を楽しめる性質に変わりました。
年間およそ5〜60 読むペースですから読書家なんてことは自称できませんが、自分なりの読書におけるルールが見えてきました。
1.批判的によまない
読書は批判的に読むべきだ、という意見もきいたことがあります。
それは間違いではないと思います。
しかし、私には批判的に他の意見をみるだけのバックグラウンドがないと思っています。
いずれ、その領域に行きたいと思いますが、しばらくは様々な本を素直に吸収していきたい。
ある量にまで達したら、自然と批判的読書ができるだけの価値観ができてくると思います。
2.人がよいという本を読む
私が読む本は大半がアマゾンで上位にランクアップしているものです。
あとは、自分が格好いいと思った人が雑誌や何かで紹介していた本。
本当は、そんなのではなく、こむつかしい本をよんで「これがいいんだよね」などと言ってみたい気もしますが、残念ながらそれだけの下地がありません。
“あたり的”な本を沢山読む中で、そこから派生して枝葉が広がることも少しづつ増えてきましたが、まだまだ莫大量の書籍群からキラリとひかる自分だけの一冊を見つけることは難しいようです。
これも、いつか見つける力をつけたいですね。
3.同時に何冊か読む
これは特に理由はありませんが、私はひとつの本を読むのに時間がかかる人で、何日も同じ本ばかりを相手にしていると飽きてしまうというのが理由です。
バランスを保つというかんじでしょうか。
おおよそ、以下のカテゴリに分けて読んでします。
(1) 仕事に活かす本
(2) 人間の幅を広げる本
(3) 娯楽目的な小説
(1)と(3)をだいたい一冊ずつ+(2)を1〜2 冊というのが通常です。
忙しい時は(3) が減る。悩みがちな時には(2) が増える。
といった感じでだいぶ自分と読書の関係が明るくなってきました。
人それぞれでしょうが、もっと自分にあった方法があるきがするなぁ。